今まで投資したもの(金銭、時間、努力・苦労など)が無駄になるからと、そのまま続けても損失にしかならないのが解っているのに、やめたくてもやめられない心理状態
先入観や思い込みから判断が歪められてしまうことを『認知バイアス』と言いますが、コンコルド効果もその認知バイアスの一つです。 簡単に言えば、「もったいない・・・」という気持ちが冷静な判断力を奪ってしまう心理状態を指します。
コンコルド効果はギャンブルでもよく起こりがちな現象です。意地になって続行した結果、最終的にとんでもない大損になってしまう。 このような状況に陥ったしまった場合、大切なことは過去を切り捨てることです。そのために必要なことはゼロベースで考えること。 理解していてもなかなか抜け出せないのが、コンコルド効果がもたらす心理状況です。
コンコルド効果の意味・由来
「コンコルド効果」は「コンコルド」という旅客機事業に由来しています。
1969年に開発がはじめられた近未来的な性能や造形をしていました。
しかし、コンコルドの開発費、機体そのものの維持費が高く、航空会社は採算がとれないまま、1976年に製造は中止になりました。 事業を続けても利益が見込めないにもかかわらず、それまでの大きな投資が無駄になることを惜しむ気持ちが、損失をさらに大きくしてしまいました。
「コンコルド効果」は経済学では「サンクコスト効果」と呼ばれます。
サンクコスト(埋没費用)
過去の投資的支払に、どのようなことをしても回収不可能となってしまったコストのことです。 損失する可能性が高いと分かっていても、過去に投資したコストの価値を引きずってしまい、もったいないという気持ちが湧いてやめられなくなる心理状態のことを差します。